エフスタ福島「マイクロソフトのエバンジェリストが語る 最新ハイブリッドクラウドの現状」
エフスタ福島に参加してきました。Microsoft高添さんのセッションについて、私のメモを公開します。高添さんの発言とは違いがあるかもしれませんのでご留意ください。
●Microsoft歴代社長のメッセージ
「すべての家庭にコンピュータがある世界。時や場所危機を問わず、優れたソフトウェアで人々の可能性を広げる。」
「人々や企業が潜在的能力をフルに発揮できるようにする。」
サティア・ナデラ
●モバイルファースト デバイスセントリック
1つのOS&UIで複数のデバイスを利用できる
1人のユーザーが複数のデバイスを利用する
●クラウドファースト
製品からCloud OSというプラットフォーム へ
・Microsoft Azure Intelgent Systems Service(IoT向け)
・Microsoft Azure Machine Learning(機械学習)
参考:マイクロソフト、IoT戦略発表 - Azure Intelligent Systems Serviceを紹介
参考:機械学習サービス「Microsoft Azure Machine Learning」- Publickey
●Azureの規模
25兆のオブジェクトが保存されている
AD認証は1日あたり20億回利用されている
Exabytes、Pbpsという単位が普通になっている
●SystemCenter2012
仮想サーバをAzureとオンプレミスの違いを意識せずに管理できる
●Azureのために進化するHyper-V
VHDboot
仮想化とクラウドで災害対策
Azure サイトリカバリ
Windows Azure BLOB によるVHD
3Wayミラー
Azureストレージサービス
●ストレージ
ファイルベースストレージ
SMB3.0マルチチャンネル
階層化ストレージ
●ネットワーク
ネットワークを40/56Gbpsに最適化
オーバーレイネットワーク
NVGRE
参考;Amazon.co.jp: ネットワーク仮想化技術NVGREのすべて: 本
●クラウドコントローラ クラウドオーケストレータ クラウドAPI
WindowsAzurePack
仮想マシンサービス
仮想ネットワークサービス
Cisco ACIと連動
参考:Application Centric Infrastructure(ACI) - Cisco Systems
●VDI
RDP8.0 3G回線でICAと同等の動作 をする
Cloud App Discovery
●DevOps
●BigData BI
フロントにExcelを使えるのが強み
SherePointで共有する
自然言語検索
福島ITサミット エフサミに電車で行こう!
7月12日(土)13日(日)の2日間、福島県郡山市で、福島ITサミット「エフサミ」が開催されます。公式サイトはこちら
電車でお越し頂く方のために時刻表をまとめましたので、参考にしてください。郡山駅から会場のWiZ 専門学校 国際情報工科大学校までは徒歩約10分です。中央改札を出て、東口連絡通路をご利用ください。
■東京→郡山
[新幹線]やまびこ43号
08:48発 東京 → 10:06着 郡山
[新幹線]やまびこ129号
08:56発 東京 → 10:13着 郡山
■仙台→郡山
[新幹線]やまびこ130号
09:24発 仙台 → 10:05着 郡山
■会津若松→郡山
[快速]JR磐越西線快速[あいづライナー2号]
09:10発 会津若松 → 10:10着 郡山
■いわき→郡山
[普通]JR磐越東線
08:41発 いわき → 10:20着 郡山
■福島→郡山
[普通]JR東北本線
09:51発 福島 → 10:05着 郡山
■白河→郡山
[普通]JR東北本線
09:23発 白河 → 09:58着 郡山
福島ITサミット エフサミにバスで行こう!(仙台の集合場所が仙台駅東口貸切りバスターミナルに変更になりました)
7月12日(土)13日(日)の2日間、福島県郡山市で、福島ITサミット「エフサミ」が開催されます。公式サイトはこちら
一人でも多くの方にエフサミに参加して楽しんでいただくため、 無料のバスをご用意しました。石巻、仙台、お近くの皆さん、一緒にエフサミに行きましょう!石巻市でIT人材の育成に取り組んでいるイトナブの方も乗車します!東北で活躍中のエンジニア同士、いろいろな話をするチャンスです。
またエフサミでは、お子さん向けの 企画もありますので、ぜひご家族連れでお越し下さい。
■日程 7月12日(土)
[行き]
6:30 石巻市 中央交番前バス停
8:00 仙台駅 東口貸切りバスターミナル
10:00 郡山市 WiZ専門学校
[帰り]
18:30 郡山市WiZ専門学校
20:30 仙台駅 東口貸切りバスターミナル
22:00 石巻市 中交番前バス停
※集合場所には15分前からスタッフがいますので声をかけてください。
※1時間に1回程度の休憩があります。
■集合場所地図
■申込み方法
申し込みサイトで、無料バスを選択してください。先着35名様が乗車できます。
「AWS Game Day Japan 2014 春」に参加してきました
3月14日に JAWS DAYS のスピンオフイベントとして開催された「AWS Game Day Japan 2014 春」に参加してきました。東京、大阪、名古屋、仙台の4会場で同時開催され、熱い戦いが繰り広げられました。
【Game Day とは?】
アメリカ大統領選挙において、オバマ候補陣営はAWSを利用して先進的・大規模かつ、極めて堅牢な選挙運動システムを構築し大成功を収めました。このシステムは巨大なハリケーンにも、選挙当日の爆発的なトラフィック増加にも軽々対応し、オバマ候補の選挙運動を支え続けたのです。
この堅牢なシステムを構築するにあたって、「Game Day」という手法が用いられ大成功しました。ある一日「Game Day」、チームが敵味方に分かれ、一方は知恵を絞ってシステムを破壊し、もう一方は全力でそれを修復するというものです。
日本でもインターネットを利用した選挙運動が認められるようになっています。有権者はホームページとSNSを利用した選挙運動ができますが、本名とメールアドレスを明記する必要があります。候補者は選挙運動にメールを利用できますが、有権者は利用できません。未成年は選挙運動をしてはいけません。ご存知でしたか?
まだ法律の整備が中途半端な感じがしますが、いずれ日本でもAWSを大規模に利用した選挙運動が行われる日が来るかもしれません。今年のGame Dayは、仙台でも開催されたので思い切って申し込んでみました。
当日、仙台会場は2チームに分かれました。私は横浜支部から来て頂いた、大栗さんとペアを組み、チーム名を「八重の桜」にしました。
まず、構築フェーズでは、手順書を見ながらシステムを作成していきます。手間取りましたが、大栗さんに丁寧に教えていただき、EC2、S3、SQSを利用した画像変換システムを構築しました。次に防御フェーズです。攻撃されても復旧可能なように、各リージョンにバックアップを取ったりしていきます。また、古いアカウントを利用したため、思いがけず防御策となったようです。
攻撃フェーズでは、何もできずに足をひっぱってしまって焦りました。しかし、記録しながら攻撃を見ているだけでも、楽しくなってきました(笑)相手が気づきにくい所を変更をしたり、ワナを仕掛けたり、恥ずかしい画像を置いて精神的なダメージを負わせるなどw 高度な攻撃から小学生か!という攻撃まで多彩です。 修復フェーズでは、破壊されたシステムを復旧させます。各サービスの設定のポイントを知っている必要があり、本当に勉強になりました。
次回は他の方にも参加してもらえるよう、JAWS-UG会津に持ち帰りたいと思います。ある会津メンバーは「Game Day いいなー すげー楽しそう。インフラエンジニアのほうが俺の性格にあってるかも。」と言っていました。とても楽しい Game Day ですが、少し誤解があるようです(笑)
東日本大震災から3年 災害への備え
東日本大震災から3年。あらためてお悔やみとお見舞いを申し上げます。
私は福島県郡山市で東日本大震災を経験しました。その経験をもとに、災害に備え最低限用意すべきだと感じたものを記載します。
1.ヘルメット、ヘッドランプ
ヘルメットは、激しい揺れの中で自分の身を守るために必要です。また、両手が使えるヘッドランプが役に立ちました。
2.家族との連絡手段
携帯電話は通じなくなりました。災害伝言ダイヤルの使い方を確認しましょう。
3.携帯電話、携帯ラジオの電源
携帯電話やラジオの電池を多めに用意しましょう。しばらく手に入りませんでした。
4.石油ストーブ、携帯型ガスコンロ
エアコン、ファンヒーターは停電時には使えません。電源の必要がない暖房器具を用意しましょう。また、暖かい食事をとると落ち着きます。携帯型のガスコンロがあると便利です。
5.風呂の残り湯
断水しました。トイレを流すのに使います。
6.給水を受けるための容器
給水車が来ても受け取る容器がなくて困りました。水用のポリタンクを用意しましょう。
7.ガソリン
常に満タンにしておきましょう。
Hack For Japan 3年の振り返り
Hack For Japan の活動はご存知でしたか?
Hack For Japanについて
“東日本大震災に対し、自分たちの開発スキルを役立てたい”というIT開発者の想いを形にするために生まれた、開発者を中心としたコミュニティです。震災復興や今後の災害への備えをIT開発によって支援する活動を行っていますが、こうした活動を通じてHacker精神を広めることもHack for Japanの役割です。またHack for Japanは、IT業界にとどまらず他のボランティア団体とHacker達の連携も支援します。
Hack For Japan が、震災後、三年の活動の振り返りを行います。
震災からちょうど3年。 震災を取り巻く状況も変わって来ました。
Hack for Japanでは3年間の振り返りととこれから何をして行くべきかについて、被災地の各会場と東京の開場を結び、震災とITの関わりを振り返って行きます。アクションを取り続けて来た人達がこれから何をして行くのか。そこに我々がこれから震災復興に対して出来ることのヒントがあるはずです。
福島県郡山市でも、話を聞く事ができますので、ぜひご参加ください。
3月11日 Hack for Japan 3.11 3年のクロスオーバー振り返り(郡山会場)(福島県)
福島県郡山市の農家 藤田さんのご講演
藤田浩志さんのご講演をお聞きすることができました。
藤田さんは郡山市の農家の8代目、稲作を中心にブランド野菜作りにも取り組んでいらっしゃいます。また、福島民報社が主催した「ふくしまからのメッセージ」で大賞を受賞され、うつくしま復興大使としてご活躍中です。
私は、震災後に苦労された話が講演の中心になると思っていました。しかし、藤田さんは、野菜ソムリエのユニフォームをスマートに着こなし、ipadなど沢山のガジェットをかかえて登場されます。話される内容もSNSを利用した情報発信の重要性や、マーケティングの話など、農家というよりスタートアップ企業の社長といった印象です。
「農家は個人事業主。いいものを生産するだけでなく、美味しく食べていただくために、情報を発信してマーケティングも行う必要がある。」とのこと。なるほど納得です。
そんな藤田さんも震災後は、農家をやめようと悩まれたことがあったそうですが、次のように考えて乗り越えられました。
・受け入れる
福島に放射性物質が降り注いでしまったということは変えられない事実である。
まず受入れる。そこから始める。
・覚悟する
いろいろな意見をもった人がいるのだから、批判されることも覚悟する。
それ以上に応援してくれる人もいる。
・いいものを作る
とにかく美味しいもの、良いものを作る。
印象に残ったのは、その行動力とスピートです。
震災後すぐに放射性物質の危険性を知るために、SNSを通して知り合った研究者や大学の先生と直接お会いしたり、「ふくしま新発売」のサイトで連載を持ち、糸井重里さんと対談されたりしています。とにかく学び、それを行動に結びつけるスピードが早いと感じました。
それらを支えてきたものは、仲間じゃないでしょうか。「震災後はじめて集まったとき、農業を続けていけるかわからない状況の中、次のブランド野菜について話し合った。」というところ、とても感動しました。
「福島県の農産物は、放射性物質の検査を受ける必要がある。しかし、それはあたりまえのことで付加価値には結びつかない。検査をするなら残留農薬や栄養価、味覚なども測定して消費者に提供できないか。」ということを考えられているそうです。農業のデータ化、自動化にも取り組みたいとのこと。すでに実現に向けて行動されています。
福島県でITに携わるものとして、ぜひ協力していきたいと思いました。